B-CASカードの変造によりCSやBSが無料視聴できる件、ソフトCASの公開と今後予想される展開

by 管理者
5月 23日 2012 年

前回お話ししたB-CASカードの件ですが、カードを設計・製造している2社ともクラックされてしまい、B-CASカードを変造することにより無料でBSやCSが視聴できるB-CASカードは、すでに出回っている1億5千万枚のカードの中の半分以上が該当するのではないかと思います。

※ 私の周りでは10枚中7枚が該当カードだったので個人的に7割程度が書き換え替え可能ではないかと思っています。

 

 

総務省やスカパー、WOWOWの見解

これについて総務省は、B-CAS社や衛星放送事業者のスカパーやWOWOWに問題の解決を要請し、
http://mainichi.jp/select/news/20120519k0000m040137000c.html (リンク切れ)

 

スカパーやWOWOWはB-CAS社に問題の解決を要請しました。
http://www.skyperfectjsat.co.jp/images/news/J/e7n9hhvt.pdf
http://www.wowow.co.jp/info/info.php?which=1

 

ということで、総務省もスカパーやWOWWOWもB-CAS社に何とかしろと言っております。

 

これに対してB-CAS社は「・・・当社としましては、早急に技術的な対応策を行うとともに、関係当局及び関係各社と連携の上、刑事・民事の両面から選択可能なあらゆる法的措置を講じて厳正に対処してまいります。」
とのことです。
http://www.b-cas.co.jp/www/b-cas/kenkai_201205.html

 

 

有効な対策は?

しかし、不正視聴している人を特定する手段は無く、厳正に対処したくても出来ない。

また、星の数ほどあるすでに販売された機器のファームウェアを更新することは不可能なので根本的な対策は無理。

すでに出回っている1億5千万枚のB-CASカードの全交換は費用や期間を考えると無理。

必然的に取れる手段は限られており、スカパーやWOWOWの正既契約者のみ新B-CASカードを送付し、それ以外のB-CASカードでは有料放送を見れなくする程度の対策しか取れないだろうと思っています。

しかし、この方法では下に列挙するような数多くの問題点があります。

 

  1. スカパーとWOWOWの両方とも視聴契約している人がいるため、それぞれの顧客情報を統合してB-CAS番号に紐づける必要があり、簡単にはできない。
  2. 今までとシステムが変わらないので、再度クラックされる可能性がある。
  3. お年寄りはB-CASカードの交換すらできない可能性があり、無料で交換してあげる等のサポートが必要
  4. 壁掛けテレビや車載用・船舶用のチューナーのように工事を伴って設置した場合、簡単にカードを取り外せない可能性がある。
  5. 有料放送は契約者しか見えなくなるため、7日間のお試し視聴が出来ない。(※ お試し視聴でスカパーやWOWOWでは契約加入の敷居を下げているので、スカパーやWOWOWは納得しないのではないか?)

 

しかもこれらの対策は今すぐにできるような対策ではなく、どう考えても半年~1年は何もできないのではないかと思います。

 

 

ICカードリーダーの販売に某所から圧力が・・・

今日、価格コムのICカードリーダーの取扱い店を見ると、どの店も「在庫なし」「お取り寄せ商品」になっていました。

ICカードリーダーの通販をしている店が掲げている新着情報メッセージを見ると、某所から販売自粛の圧力がかかったことが判ります。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/menet/

B-CASカードのクラックに関する報道をテレビで公表したら世間に与える影響が大きいので、今のうちに市場からICカードリーダーを無くしてしまい、来るべきテレビでの報道に向けて準備しているのかもしれないと思ったのですが、テレビ局はB-CAS推進派なので、今回のB-CASカードのクラックの件を苦々しく思っており、本当に報道するのか良くわからないです。

*** 追加 ***

これを書いてから、以下のな書き込みを見つけたので、本当に販売自粛命令があったのか不明です。

「散々既出かもしれないけど19日にNTTComで3310注文したやつの返事が来た。
商品の準備に時間がかかってるがだいたい今週末には発送できるんだとさ。」

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/avi/1337776516/200

もしかしたら、ドライバでB-CASカードを読めない様に対応するということかもしれないですね。

**********

 

 

ソフトCASの公開

しかし、それを尻目にネットではさらに進んだ展開をしています。

昨日、某掲示板を見ていたら、B-CASカードをエミュレートするソフトCASが公開されました。

つまりB-CASカードと同じ動作をするソフトなので、B-CASカードその物が不要になります。

PT2やKEIANのパソコンに付ける地デジチューナーではB-CASカードが不要になり、当然ICカードリーダーも不要になります。

PCの世界ではやりたい放題ですが、無料放送であればCASの無いこの状態が本来の姿なんです。

ここまで来たら、現状の穴空きだらけのシステムでコンテンツの保護なんて絶対にムリ

これを機に無料放送のスクランブルを止めてB-CASを廃止し、電波利権に群がるシロアリどもを一掃してもらいたいと願うばかりです。

 

 

※ 怪しい「B-CAS」社の実態

取締役9人(うち常勤3人、非常勤6人)
従業員14人(うち社員1人、出向1人、嘱託社員10人、契約社員2人)・平均年齢57.1歳

http://www.b-cas.co.jp/www/company/files/report2011.pdf

 

社員が1人だけで取締役が9人?

普通の会社じゃないですね。

 

http://gigazine.net/news/20080625_bcas/ からの転載です。

「そして、このB-CASカードの発行や管理を行っているのが株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ、略してB-CAS社です。これまで長い間、会社の公式サイトに住所を掲載せず、つい最近になってあらゆる方面からその不透明な体質が批判されて、ようやく登記上の本店所在地のみ公開を行ったわけですが、本当にその住所にあるのでしょうか?ちょっとのぞきに行ってきました。」

ペーパーカンパニーを想像させる汚い郵便ポストを見ても会社の怪しさが良くわかります。

 

 

Wikipediaを見ると、驚いたことに「地上放送RMP管理センター」という天下り先を作っている模様。

といったものが中心に検討された[14]。最終的に、地上デジタル放送についてはソフトウェア制御によるCASの運用を行う団体として「一般社団法人地上放送RMP管理センター」が2011年平成23年)6月に設立され、2012年平成24年)7月より段階的に新方式を導入することとなった。なお従来型のB-CASも新方式と並行運用される。

http://ja.wikipedia.org/wiki/B-CAS

無料で放送している地上波にスクランブルをかける必要はないので、「B-CAS」社だけでなく「地上波RMP管理センター」も不要な存在です。

コメント / トラックバック 1 件

  1. mayu より:

    面白いですね。今更とお思いになりますでしょうが、そのようなからくりを知りました。他の、投稿もとても興味があります。楽しませて頂いています!是非、ご継続ください!

この記事へのトラックバックURL