キッチンの混合水洗 INAX JF-6450SXのメンテナンス

by 管理者
7月 24日 2015 年

前回ちょっとだけ触れましたが、キッチンの混合水洗INAX JF-6450SXのハンドルが重たいのと娘と嫁からクレームが出ていました。

INAX JF-6450SX

この場合、水洗カートリッジ(型番A-3830)を取り替えるのが一般的ですが、ネットで一番安いところを探しても5000円程度と結構価格が高い。
紛らわしいですが水洗カートリッジは浄水カートリッジと別物です。
INAX(現LIXIL)ではヘッドパーツと呼んでいるみたいですが、一般的には水洗カートリッジ!?かな。

PK-A-3830

そこでメンテナンス費用を安く抑えるために水洗カートリッジを分解して清掃とグリースアップを行い、既に7年間ノーメンテナンスで左右の回転が渋くなっていたハンドシャワー部も本体内部のOリングをグリースアップすることで軽く回転するようにしました。
新品時と比べて!?
7年前の新品時の感触を覚えていないので比較できないですが、メンテナンス前とは雲泥の差です。

作業のコツ

そのためには、混合水洗のハンドル部分を外しますが、コツを知らないとかなり苦労します。
というのは、上記の水洗カートリッジ上部の乳白色のハンドルとの接続部分を見てもらうと分かりますが、これが垂直に上に伸びている状態でハンドルを上部に引っ張る必要があり、その時のハンドルの角度は中間辺りになるということ。
ハンドルを最も下げた状態や最もハンドルを起こした状態では、水洗カートリッジの乳白色の接続部分は斜めを向いており、力任せに上方にハンドルを引っ張っても抜けないわけです。
そして運が悪ければ、水洗カートリッジを壊してしまうことが考えられます。

それだけでなく、本体内部のOリングをグリースアップするためには本体カバー(吐水口部)を外す必要がありますが、ハンドシャワー部を外すと上にスポッと抜ける構造になっています。
そのためには、キッチン下部に潜ってハンドシャワー部に繋がるホースを外す必要があります。
もちろん、これらの作業を行なうためには水道の元栓を締めてから作業しますが、ハンドシャワー部のホースを外すとその中に溜まった水がこぼれるので、あらかじめバケツで受けるようにします。

それからもう一つ。
施工説明書には混合水洗下部のカバーリングにあるボタンを押しながらカバーリングを回して混合水洗を外すと書いてありますが、カバーリングとその内部の部品が固着して回りませんでした。
これは内部のカバーリング内部の金属部品に錆が出たり石灰が付着したのだろうと思います。
これについてINAX(現LIXIL)のサポートに聞いたところ、混合水洗を廃棄するなら・・・という言い方だったので、カバーリングを破壊しないで回す方法はなさそうな感じでした。
幸い、混合水洗の本体を外さなくても本体カバー(吐水口部)だけを外す方方法が分かったので、Oリングのグリースアップは出来ましたが、可能ならば全て外して綺麗に掃除したかったです。

水洗カートリッジの取り外し~清掃

手持ちの六角レンチでネジを緩めます。・・・全部外す必要なし。
このネジ穴を塞いでいるゴム栓はマイナスの精密ドライバーを隙間に差し込んでこじれば簡単に外せます。
ネジを緩める

レバーを半分起こして上に持ち上げます。
レバーを上に持ち上げる

ドーム型の部品を上に引き抜いて外します。
ドーム型の部品

モーターレンチで固定ナットを外します。
このモーターレンチはホームセンターで1300円程度で購入したものですが、ウォーターポンププライヤー等でも代用できます。
しかし、挟む部分がギザギザしていると固定ナットに傷が付くので、それが嫌な方はモーターレンチの購入をお勧めします。
モーターレンチで外す

水洗カートリッジを取り出します。
この水洗カートリッジのレバーの動きが重くなると、レバーハンドルも重くなります。
水洗カートリッジを取り出します。

使用するシリコーングリースは信越化学工業のG40Mを使います。TOTOのサービスが使っていたので割と定番?
シリコーングリース

水洗カートリッジを分解すると長年蓄積されて溜まった石灰や汚れが分かります。
この汚れをウエス(布切れ)で拭き取ってシリコーングリースを薄く塗布し、水洗カートリッジを元通りに組み立てます。
このときの分解手順が分かるように何枚もデジカメで写真を撮っておくと、いざ組み立て方が分からなくなった時に重宝します。
水洗カートリッジを分解

混合水洗のOリングの清掃~グリースアップ

レバーハンドルが重たいだけであれば、水洗カートリッジを元に戻して終了です。
しかし、今回はさらに本体カバー(吐水口部)内のOリングをグリースアップして混合水洗が軽く左右に回るようにメンテナンスするので、さらに混合水洗を分解していきます。

吐水口固定リングを外します。
触るのが嫌になるほど汚れています。
吐水口固定リング

キッチンに潜ってハンドシャワーに繋がるホースを外します。
我が家はサンウェーブのキッチンですが、デカイ引き出しを取り外して作業しました。
ネジを外す

ストッパーを外します。
このストッパーはハンドシャワーを必要以上に引き出そうとすると混合水洗下部の穴に干渉してそれ以上に引き出せなくする安全装置ですが、取り付け場所は赤のビニールテープが巻かれています。
ストッパー

ガイドストッパーを外します。
ガイドストッパー

ハンドシャワーを引っ張ってホースを完全に引き抜きます。
ホースを引き出す

混合水洗の本体カバー(吐水口部)を外します。
汚くて見苦しい写真ですが、7年間使った混合水洗の中はこんなに汚れてしまいます。
本体カバーを外す

汚れを落としてOリングにグリースを塗布します。
汚れを落としてグリースアップ

汚れを拭き取ってOリングにグリースを塗布します。
汚れを拭き取ってグリースを塗布

汚れを拭き取ってOリングにグリースを塗布します。
グリースを塗布

逆の手順で元に戻していきます。
元に戻す

水洗カートリッジを取り付け、ハンドルを戻して終了です。
終了

最後に水道の元栓を開いて水漏れやハンドレバー等の各部の動きを確認します。

施工ミス

ところで今回混合水洗を分解して明らかな施工ミスを見つけました。
この写真を見るとOリングが一方向に潰されて変形しているのが分かります。
新品のOリングが手元にあれば取り替えたいところでしたが、Oリングの取替えを予定してなかったので手持ちが無く、グリースアップしてこのまま組み立てました。
暫く様子見です。
Oリングの変形

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