電気ポットの樹脂劣化。プラスチックが体内に摂取される危険性があるのに注意喚起しないのは何故!?

by 管理者
9月 20日 2014 年

電気ポットの蓋から水が漏れる?

これは我が家で使っている電気ポット 象印 CV-DR30、平成5年製ですが、購入してから暫く使っていなかったので使用期間は実質5~6年です。

象印 電気ポット CV-DR30
 
 

いつ頃からか分かりませんが、蓋を開けると蓋を伝わって水(湯?)がポットの外に落ちるようになり、その度に雑巾で拭くことになってしまいました。
おそらくパッキンが傷んだのだろうと考えて象印のサポートで部品番号を聞いて近所の電気屋さんに注文しました。
価格は蓋一式で2,376円(税込み)、ただし同色の部品が無くて色が若干違うとのこと。
それでも色はグレーと言っていたので、同系色だから交換しても違和感はないと思っての注文です。

背面から水が落ちる
 
 

蓋を分解してみると!

どうせ蓋一式をごっそり取り替えるので、壊れることを覚悟で蓋の中を分解して調べてみると・・・唖然。

樹脂がボロボロ
 
 

指で触ると柔らかい粘土のように削れてきます。

粘土のように削れる
 
 

ネットで調べるとポットの蓋の水漏れについて記載は無かったですが、代わりに電気ポットの湯に混ざった白いツブツブを指摘する声がかなりありました。
そのツブツブが粘土のように削れた樹脂(プラスチック)なんですね。

国民生活センターの安全性に対する見解

驚いたことに国民生活センターでその物質の安全性について調査した記録が残っており、体内に摂取しても樹脂(プラスチック)は吸収されずに対外に排出されると書いてあるだけで、安全なのか危険なのか良くわからない回答。
危険だと言えば騒ぎが大きくなるし、安全だと言えば問題が起きたときに責任を問われる。
曖昧な回答をして逃げた訳ですね。
缶詰やお菓子の中に異物が混ざると健康に影響なくてもテレビで報道するほど大騒ぎするのに、この差は何なんだろうと思いました。

商品名:電気ジャーポット
経緯及びテスト依頼内容

電気ジャーポットの内蓋のネジが外れ、ネジ穴から白い粉が出てくるようになった。この粉が何であるか、また、有害なものではないか調べてほしい。
テスト結果の概要

苦情品外ぶたから漏れだしていた「白い粉(プラスチック様物質)」は、FT-IR分析の結果、外ぶたの原料であるポリプロピレンが劣化したものであった。作動確認より、沸騰、保温の際に特に過熱されている様子はなかったことから、加水分解による経年劣化と考えられた。一般的に、プラスチックは誤って摂取したとしても、胃で分解、吸収されずに排泄される。

商品名:電気ジャーポット
経緯及びテスト依頼内容

4年前に購入した電気ジャーポットの蒸気孔が劣化し、中のお湯に粉が浮いている。害がないかどうか調べてほしい。
テスト結果の概要

苦情品本体の底に落ちていた「白い破片(プラスチック様物質)」は、FT-IR分析の結果、外ぶたの原料であるポリプロピレンが劣化したものであった。また、蒸気口周辺の材質も同様にポリプロピレンの劣化が見られ、中ぶたにも白い破片が観察されたことから、容器内の白い破片は、蒸気口が劣化して崩壊し、中ぶたを通り、容器内に落下したものと考えられる。作動確認より、沸騰、保温の際に特に過熱されている様子はなかったことから、加水分解による経年劣化と考えられた。一般的に、プラスチックは誤って摂取したとしても、胃で分解、吸収されずに排泄される。

 
 

国民生活センターはこんなことを言っていますが、飲み続けたらどうなんでしょうか。
我が家は電気ポットの樹脂の劣化なんて全く気が付かなかったし、今回の蓋からの水漏れがなかったら、電気ポットが故障するまで何も知らずにこのまま使い続けたのではないか?と思います。
象印の製品に限らず、他メーカーの電気ポットでも同様のことが起こっており、製品の性質上樹脂が劣化することは仕方ないことだと思いますが、電気ポットを購入したときに予めその危険性を指摘してくれれば、もっと早く対応できたのではないか?と思います。

本当に交換の必要な部品は?

今回蓋を一式で部品注文しましたが、さらに蓋を内部まで分解すると熱による劣化で交換する部品はこの3種類だけで良いことが分かりました。

交換する劣化した部品

しかしこの3個の部品の価格を調査すると約2000円、こんな5cm程度のペラペラのパッキンが1個600円って高すぎる。
蓋一式で2,376円なので、部品単位で交換するメリットが有りません。
しかし象印のサポートが若干色が違うといっていたので、取り寄せた蓋を見て色に違和感があれば蓋の外側の部品だけ古い部品と交換しようと思います。

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